日々のこと

身体を見直そう

現代は、
空前の健康ブーム。

食事管理やセルフケア、
運動やトレーニングなど、

日々の食事に気を配り、
1週間の中で定期的に身体へ意識を向ける方が
とても増えたように感じます。

健康のために。元気でいるために。
何かをする。

これは、とても尊く、
大切な行動です。

ただ、その前に
一つ、大切なことがあります。

それは、
身体に対するイメージの転換です。

⒈ 身体のイメージを見直そう

今は多くの方が、

 “ 身体は衰えるものだから
  管理コントロールすべきもの ”

というイメージを持っている気がします。
でも本当にそうでしょうか?

この身体は日々、
「やろう」と意識をしなくても、

心臓は動き、
血液は全身を駆け巡り、

呼吸も止まることなく続き、
身体は常にちょうど良く調整されています。

食べたものはいつの間にか消化され、
体内に不要なものは
排泄にまで至ります。

これは、
身体が生きるために
自然とやり続けてくれている働きです。

当たり前ですが
これって、凄すぎませんか?

もしこれらを、
「よし、頑張ってやろう!」
という意識が必要な機能だったとしたら、

たぶん私たちは、
1日と生きられないでしょう。

それほどまでにこの身体は、
壮大で複雑、高度な機能を、
生まれながらに持っています。

身体はすごい。

でも、これだけの最高の能力を
もともと備えている私たちが、

なぜ元気がなくなり、病気になっていくのか?

より元気に、
より良くなっていくために、

できることとは
一体なんでしょうか。

⒉ 一番大切なことは「邪魔をしない」こと

これだけ高性能な身体が
病気になったり、悪くなる理由はなんなのか?

それは、気づかずに
身体にとって、して欲しくないこと
負担になっていることを、し続けているからです。

だから、私たちが、より元気に、
良くなっていくために、一番大切なことは

良いことをやるんじゃなくて
嫌なことをやらないこと。

この身体の最高の機能の邪魔をしないことです。


そのために必要なのは、
解剖学や生理学ではありません。

自分が
自分の身体の一番の理解者になれると
知ることです。

⒊ 名医は身体。その声を聞くのは自分。

私たちは、学ばないとわからないと教わってきました。

だから、学校で学んだこと。
専門家と呼ばれる誰かの意見。
病院やテレビ、雑誌、新聞に載っていることは

自分の感覚より
信頼できる情報だと思っています。
でも本当にそうでしょうか?

身体についての情報は
きっとどれも間違っていません。

でも、
「今の自分にとってどうか?」
これは、全く別の話です。

そして、いくら正しくても
自分の身体に合っていなければ
間違いなんです。

⒋ 身体は一人ひとり違う

例えば、
納豆は身体にいい。
パンは身体に悪い。

それぞれ確かに、
その一面もあるでしょう。


60%の人・状況には、
正しい情報かもしれません。

でももし、
納豆を分解する酵素が少なく
グルテンを消化吸収しやすいとしたら?

今日はパンを食べることで
得られる栄養が必要だとしたら?

残り40%側だったとしたら、
その定説は間違いになります。

その間違いの繰り返しは、
身体にとって
大きな負担になります。

人それぞれ違う。
時と場合によって変わる。

身体は常に
「こうして欲しい」「これは嫌」を
あなたに伝えています。

⒌ 共通点と相違点

私たちはつい、
全体の共通点を把握することで、
知っている。わかっていると思い込んでしまいます。

例えば「身体に良い」
なんていう言葉もその1つです。


物事には
「共通」する部分と、「違う」部分の両方が存在します。

そして、こと身体に関しては
違う部分を無視すると、大変なことになります。

誰かにとっての「身体に良いもの」が、
今の自分の身体に
必要なものとは限りません。

もし、今身体が求めるものじゃないなら、

どれだけ良いものも、それは大きな負荷。
身体にとって悪いものになります。

⒍ 身体に良いものはどう選べばいい?

では、自分の身体が必要としているもを
どう選べば良いのか?

答えは簡単です。


身体の感覚に
気がつくことです。


身体はいつも、
「こうしてほしい」というサインを
送っています。

「肌寒さ」を感じたなら、
保温してほしい。

「眠気」を感じたなら、

空気を入れ替えるか、
一度休んでほしいのかもしれない。

「喉が渇いた」は、
水分をとってほしい。

「飲みたくない」は、
もういらない、というサイン。

言われてみると、とてもシンプルなんですけどね。

勿体無いとか、少し我慢すれば済むとか。
もうちょっとやり切っちゃいたい。とか

色々な理由で、
取るに足らない小さな事として

身体の要求を無視し続けていませんか?


⒎ 身体のサインを無視すると、どうなる?

例えば
「もう飲みたくない」
という身体からのサインを無視して、

「ミネラル豊富な硬水を
1日2リットル飲むと良い」

とどこかで聞いて、

飲み続けたら
どうなるでしょうか。

それは単なる
水攻めです。攻撃です。

「もう水はいらない」
という状態の植物に水を与え続けたら、

根腐れを起こしますよね。

それがわからないと、

どれだけ高品質で、
素晴らしいものであっても、

いくら身体や健康のためを思っての
行動だったとしても、

身体にとっては
ただの攻撃になります。

⒏ 身体の見方が変わると

身体は、常に最適な状態がわかっていて
必要なものは要求している


この前提を実感できると、
身体へのアプローチそのものが変わります。

どれだけ「情報の中で良いもの」を
与えてあげられるか?じゃなくて

どれだけ「身体にとって必要なもの」を、
必要なタイミングで、必要なだけ提供できるか?

という考え方、関わり方に変わります。

何をするか?どんなに良いことをするか?
じゃなく



自分の身体へのイメージを
転換させることが、まず必要です。



だからこそ、私たちに高めていく力は、
身体を感じる力、
身体への関わり方です。

自分が何をどう感じているのか?
気づけるようになって

感じたことから行動を選び、
また次へとつなげていく。

シンプルにこの繰り返しです。

⒐ 感じる力を取り戻す

私たちは
同じ人間だと思っていても、

思った以上に
一人一人全然違います。



全ての人に共通して良いもの。

生涯を通して、良いものなんて
この世には存在しません。

人それぞれ違う、その時々変わるんです。



だから、今の自分を感じて、

自分で見つけていく。


そのために、

身体性を取り戻していく必要があります。

身体性とは
身体を通して世界を感じ、判断し、選び、行動することです。

対して、現代社会で過度に重んじられている
情報優位性。

情報は、どう組み合わしても、今この瞬間ではありません。
必ずズレが生じます。

そしてそのズレは
情報優位性の世界では、ノイズやエラーとして処理されます。

でも本当は、そのノイズやエラーこそ、
感じることでしか得られない、

自分がより良く生きるための、
一番大切なヒントなんだと思います。

10. 身体を思い出すために、トレーニングしよう

さて、トレーニングをはじめとする

様々な身体へのアプローチの目的は、

自分の身体を思い出すため
もう一度身体と共に生きるため。

ここにあります。

身体は
理想通りにならない
弱い存在でも、

衰えゆくものでもありません。

私たちが、自分の身体を感じて、知って
今、気づかずに日々かけている負担を
半分にできたとしたら

身体は若返るかの如く、蘇っていきます。

トレーニングをはじめとする
あらゆる身体へのアプローチは

自分の日常を
よりスムーズに快適なものに変えるために
感じる力、身体性をとり戻すために行うことができます。

唯一無二の身体、
唯一無二の人生。

たった1つの自分の身体が、

より生きやすくなる日常を共に見つけていくために。

身体を軸に、

身体への関わってみましょう。

身体は想像を超えて大きく変化します。

そんな身体を軸にした
身体へのアプローチのポイントは2つ。

そのお話はまた今度。

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