日々のこと

「力み」の解消方法は、脱力じゃない。

スポーツや仕事の場面で
「力み」や「緊張」への対処法として、

まず挙がるのが
「リラックスしましょう」
「力を抜きましょう」
という言葉です。

たしかに、それが有効な場面もあります。
でも私は、力んで緊張している状態を、

脱力やリラックスが「できていない状態」
と捉えるのは、少し違う気がしています。

だからこそ
力みや緊張を何とかしようとして

「力を抜かなきゃ」
「リラックスしなきゃ」
と努力することは、

必ずしも得策ではないと感じています。
では、どう考えたらいいのか。

そのヒントは、
力みや緊張が起きている身体の状態を
もう少し丁寧に見ていくと見えてきます。

力みや緊張が強くなっているとき、
人は全身をまんべんなく
力ませているわけではありません。

実際には、
ある一部には、過剰に意識が集まり、
ある一部は、逆に抜け落ちるように薄くなっています。

つまりそのとき身体の中では、
筋緊張や感覚の分布に偏りが起きている。

濃くなりすぎている場所と、
薄くなっている場所がある。

そのアンバランスによって、
自分の身体の現状や、
今起きていることの受け取り方そのものが
偏っていく。

私は、この状態こそが
「力み」や「緊張」の正体なのではないかと思っています。

そして多くの場合、
そういう状態が起きるのは

今の自分にとって
普段以上に集中や瞬発性が必要な場面です。

これは、いい・悪いの話ではなく、
現状の認知のパターン、
もしくは身体がそう判断しているという事実です。

だから、
力みや緊張に対して必要なのは、
ただ脱力しようとすることではなく

力みや緊張と
コミュニケーションを取ること。

避けるのではなく、関わる。

なぜ、今
力みや緊張が必要になっているのか。

その自分にとっての事実にも
積極的に関わってみる。

そしてそれを
「大切な情報のひとつ」として
認めてみる。

もしかすると力みや緊張は、
排除すべきものではなく、
身体からの大切なヒントなのかもしれません。

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