こんにちは、NBW吉田です。
わたし自身、身体にたくさんの故障を抱えてきました。
最初は右肩の痛みからスタートして、そこからお医者さんやトレーナーから様々なトレーニングやリハビリを教わり、実践していくほどに故障箇所が増えていきました。
その頃は治すためにやればやるほど悪循環で、故障箇所が増えていく状態。
こんな右肩だったらなくなってしまったらいいと思っていました。
こうやって専門家や先生が言うから間違いないとその意見を採用することってよくあると思います。
直接教わった以外にも、テレビで見たからとか本で読んだなど情報の取り方は、様々だと思います。
更に最先端の科学でこういうデータが出てるとデータを見せられると信用してしまいますよね。
しかし何よりも大事にしてほしいのがご自身の感覚です。
感覚を頼りにする
例えば、熱いやかんが目の前にあって、尊敬する先生が「全然熱くない」と言ったとしても、触れたらそんな言葉を信じる前に身体は「熱っ!!」って反応します。
小学生の時にこんな会話したことありませんでしたか?
A「なんでそんなことをしたの?」
B「〇〇君が言ったから」
A「じゃあ〇〇君が死ねって言ったら死ぬの?」
B「いや、それは違う…」
本当は何が適切か、身体は知っています。
身体に合わないというものを食べると、吐いたり、お腹を下したりして、外に出そうとするのもその一つの例です。
痛みというのも本来「これは違うよ」というのを、身体がわたし自身に教えてくれているメッセージです。
人に対する関わり方と自分の身体に対する関わり方
誰かと関わるとき、その方が今何を感じて、どんな気分で、どういうことを考えているのか?というのをコミュニケーションを取りながら、互いに理解を深めていきます。
コミュニケーションを取れば取るほど信頼関係が育まれていきます。
しかし対象が自分の身体に変わるとどうでしょうか?
乱暴な言葉でいうと、自分はこうしたいんだから、思うように動け!痛むな!
自分の思ったようにならないと、それをなんとかしようとして強制しようとします。
これがもし自分以外の誰かにこういう関わり方をしてるとどうなるでしょうか?
反発が返ってきたり、もしくはその関係が利害関係のもと一時的に成立していたとしても、限界がきてしまいます。
こういったことが日常茶飯事で自分と身体の関係性の中で起きています。
自分にも身体にも「今」があり、優先順位があり、それぞれのペースや方向性があります。
そこで提案したいのは、今自分と感じている存在(思考、感情など)と身体との間でコミュニケーションを取ることです。
身体とコミュニケーションを取る
ここで2つの違いをご紹介します。
身体とコミュニケーションが取れていない時と取れている時です。
身体とコミュニケーション取れていない時
自分「最近身体重いやんけ!」
身体「ちょっと疲れが溜まってて…」
自分「明日試合があるから、ちゃんと動けよ!」
身体「このままやと、肩まわりが追いつかない」
自分「何固まっとんねん!(強い力でぐりぐりぐり)ほぐれろや!」
身体「…(気を失ってしまった)」
翌日…
身体「あんなにぐりぐりされると回復もできひんから、もっと固めて守ろう…」
自分「なんで動かんねん!?」
(ここから無限ループでそのうち限界がくる…)
身体とコミュニケーション取れている時
自分「最近調子どう?」
身体「ちょっと疲れが溜まってるかな」
自分「実は明日試合があるんやけどどうしたらいいかな?」
身体「それだったらA→Bの順番でアプローチしてほしい」
自分「こんな感じかな?」
身体「そうそう、そんな感じ!」
自分・身体「じゃあ本番ではよろしくね!」
こうやって自分と身体の間でコミュニケーションが取れてくると、両者にとってのちょうどいいが見えてきます。
結果的にこういうことを「身体操作」や「身体をコントロールする」という言葉で表現しているのかもしれませんが、その前に身体とコミュニケーションするというのは必ずといっていいほど存在していて、その信頼関係の深さがパフォーマンスにも現れてきます。
NBWでお伝えしていくコンテンツのベースは、この身体コミュニケーションです。
もっと知りたい方・体験してみたい方は、身体コミュニケーションワークショップ+オンラインからどうぞ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
Natural Body Works 吉田 雅人