飛行機に乗って
地上を見てみると
大自然と街が見えます。
特に夜には
暗闇の中に私たちが暮らす
人の営みの光が
静かに、でも確かに浮かび上がります。
今日は、その景色の見方を
ほんの少しだけ
変えてみたいと思います。
光が集まっている場所には
人間の社会があります。
そしてその一方で
大きな暗闇の中には
「自然」という、もう一つの社会があります。
山、川、海。
夜になると暗くなる場所には
現代の人間社会のルールが
通用しない世界が広がっています。
お金もクレジットカードも
信号も法律も
まったく通用しない世界です。
その上に
私たちの限られた社会が
そっと乗っているようにも見えます。
私たちは
仕事や家庭など
日常で頻繁に目にするものの重要性は
感じやすいけれど
当たり前に存在していて
テレビやネットに出てこない世界は
いつの間にか
「無いもの」のように扱ってしまいます。
その代表が
夜になると暗くなる世界です。
だから
人間が作った世界の中だけで
生きているような
錯覚をしてしまうのかもしれません。
もし、夜になると暗くなる
この自然のエリアのバランスが
崩れてしまったら
お金や電気、住まいが
不安定になる、という話では済まず
空気や水といった
生きることそのものが
揺らぎ始めます。
きっと
そうなって初めて
事の大きさに気づくんですよね。
私自身も
例外ではないと思います。
それでも
私たち人間には
動いて
知って
創造する力があります。
未来の形を
思い描く力があります。
私たちは
社会に生きる人間でありながら
同時に
地球に生きる一人の住人でもあります。
そんなことを考える余裕すら
持てないほど
人間社会で生きることは
必死で
大変なものです。
誰もが
なりたくて
「今だけ、自分だけ」
になっているわけではありません。
もしほんの少し、
今より余裕がつくれれば
環境のことや、未来のこと
ご先祖さまのこと
自分の存在を起点にした
広く深い時空間の
想像をはじめることができます。
でも、しんどいときは
それができなくなります。
どこか後ろめたさを感じながら
それでも
必死に今日を生きることで精一杯になります。
だからまずは
今の日常のままでいい。
その日常が
少しずつ楽になる方法を知ってください。
少し余裕が生まれると
少しずつ視野が広がり
ちょっと、優しくなれます。
自分の中に軸を感じることができます。
今までと変わらない世界なのに
不思議と、聞こえる音や
見える景色が
変わってきます。
でも、身体がこわばっていると
感情も思考も
知らないうちに力が入ります。
自分と身体のあいだで
小さな摩擦が
起き続けます。
だから
身体からです。
身体がふっと緩むと
驚くほど自然に
日常の感じ方が変わっていきます。
もしかすると
世界が変わったように
感じる人もいるかもしれません。
これからも、
そんなヒントをお伝えしていきますね。
