こんにちは、吉田雅人といいます。
この度、長年活動してきたNatural Body Works(通称NBW)のホームページを立ち上げることができました。
まずは自己紹介から
はじめましての方もおられると思うので、自己紹介をさせていただきます。
大阪生まれの大阪育ちで現在は神戸にいます。
子ども時代は、水泳、英会話、少年野球を習い、中学からは硬式テニス部に入りました。
中学3年の時に、右肩を痛めてそこから長いリハビリ生活に入ります。
高校2年の時に出会ったテニス部顧問で、現在は全国で日本代表選手から一般の方まで幅広く古武術をお伝えされている伊藤悟先生との出会いから、テニスの道へ進むことを決めて、東京のテニスの専門学校に進みます。
そこでは選手として、そして指導者としてテニス三昧の日々を過ごします。
トレーニング、そしてリハビリに励みますが、一向に良くなることはなく、右肩だけだった痛みも日に日に故障箇所が増えていきました。
痛みを解消したいので、トレーナーや先生から教わったことを何倍も行ないますが、やればやるほど悪化してしまい、どうしていいのかわからなくなっていました。
専門学校時代は、全国大会で第3位になったのが最高で、その後テニスコーチ・選手として活動するため、卒業後は大阪に戻ります。
痛みと向き合い、そして希望の光が
学生時代から憧れていたテニススクールでコーチになりますが、膝を痛めてしまい、入社から3ヶ月で辞めることとなります。
痛みを紛らわせるために痛み止めの注射を打ったり、リハビリに通う日々は中学3年生から8年ほど続きました。
そのリハビリ生活を脱却するきっかけは、次に勤めたテニススクールのコーチとの出会いでした。
当時、故障箇所は右肩から、右手首、右膝、左足首と広がっていました。
どうしようもない状態で、手術が最後の望みでした。
ある時そのコーチに相談すると、「手術をする必要はない」、「今行なっているトレーニングやリハビリを一切やめたらいい」という答えが返ってきました。
その時は意味もわかりませんでしたが、一緒にテニスをしようと誘っていただき、コーチに言われたとおりにサーブを打ってみました。
すると8年間痛みが収まらなかった右肩の痛みがありませんでした。
この人は自分の知らない世界を知ってると直感し、個人的に技術指導と身体の調整をしていただくことになりました。
そこから3ヶ月経って、それまで抱えていた痛みが全てなくなりました。
死ぬときが一番という言葉との出会い
そこで初めて武術・武道の話を聞きました。
武術・武道の世界では「死ぬときが一番強い」といいます。
もしそんなことがスポーツの世界でも可能だったら、今は全く通用しない相手にもどこかのタイミングで勝てるようになるかもしれない。
そして歳を重ねるごとに希望が持てる人生になるはず。
そこから死ぬときが一番にどうすれば行き着くのか?の探究がスタートしました。
死ぬときが一番ということは、年齢に左右されない。
そして今がトップレベルだったとしても年齢とともに深まっていく。
言い換えると、トップアスリートにも高齢者にも効果があるものだけがそこに行き着くことができるという物差しを当てることにしました。
トップアスリートにしか効果がないものだったら、いずれ年齢的な限界がくる。
高齢者にしか効果がないものだったら、どちらかというと機能回復寄りになってしまう。
様々な競技の日本代表選手から一般愛好家、そして80〜90代の方に対して、アプローチさせていただきながら、その両者に通用するものだけを残してきました。
これまでの経験を経て「半分信じて、半分疑う」
その両者に効果があるものは何か?
そこから紆余曲折、そして検証していく中で方向性が見えてきました。
答えからいうと、元々備わっているものを引き出すということになります。
付け加えないといけないもの、一時的なものはそこには行き着けません。
運良くそのコーチから教わったこと。
そしてその後出会った2人の師匠である新大阪健康道場の津田啓史先生、武学のレノンリー先生からたくさんの問いやヒントをいただくこととなりました。
わたしが大事にしていることは、半分信じて、半分疑うです。
トレーナーや先生から教わったことを鵜呑みにして、良かれと思って行なっていたことが、結果的に故障が広がってしまった経験から、必ず教わったことは半分信じて、半分疑うようにしています。
そしてその後自分で色んな角度から確かめて、自分のものにしたり、人にお伝えするようにしています。(ここの話もまた改めてさせていただきます)
こんな経験をしてきたから伝えたい身体とのコミュニケーション
15歳から痛めて、身体と真剣に向き合って今年で約26年が経過します。
世の中にはたくさんの理論や方法があります。またNBWでお伝えする中にも色んなキーワードやツールがあります。
その中でわたしが一番最初にお伝えしたいことは、身体コミュニケーションです。
自分自身が身体を痛めていたとき、身体にいかに思うようになれと思ったり強制したり、こんなに痛いなら無くなってしまえばいいと思ったことか…
もしこの関わりを自分の身体ではなく、誰かに行なったらどうなるでしょうか?
一方的に無理を押し付けて、必要じゃないからいなくなれと突き放す…
最初は相手も我慢するかもしれませんが、それが続くと反発がきて、もっと関係は悪化してしまいます。
それがその頃のわたしと身体の関係性だったんですよね。
だからこそ①誰かとコミュニケーションを取るように、自分の身体とコミュニケーションを取る。
それができるようになると、今身体はどう感じて、このタイミングで何が必要かを教えてくれるようになってきます。
そして②自分以外の誰かを通して、自分を知る。
更に③他者とともに思ってもみなかった可能性を見つけていく。
この3つの循環を相互循環と呼んでいますが、こうやって関わっていくと身体との関係性は生涯育めていけます。
その先に今が一番、そして死ぬときが一番という未来が続いていくと感じます。
こちらのブログでは、そういった身体コミュニケーションを中心とした、トップアスリートから高齢者、言い換えるとその間にいるどなたにでも効果があるものをお伝えできればと思います。
それではまた。